■導入事例■ 年間528時間を削減。AIと共に爆速で駆ける、Allganizeの攻めの経営管理チーム
Allganize Japanの経営管理チームは、財務・経理・労務・内部統制など幅広い領域を少数精鋭で回しています。自社のAIプロダクトを活用しながらバックオフィスを内側から作り変えようとしています。今回は、そんな3人にチームのミッション、実績、これからの挑戦を聞きました。
◾️経営管理チームについて
── 経営管理チームのメンバー構成について教えてください。
栗山:経営管理チームは、CFOで公認会計士の小林さん、経理の主担当として日々の請求や経費チェック、月次決算対応をしてくれている松尾さん、そしてバックオフィス全般を統括している経営管理部マネージャーの私の3人です。本当に少数精鋭で運営しています!
松尾:栗山さんはちょうど5月で入社して1年ですね。
栗山:あっという間の一年でした。前職がプログラミングのオンラインスクールをしている会社で自分もプログラミングを学んでいたのですが、その中でAIを活用したバックオフィスを作りたい!と思って入社したんです。
松尾:正直に言うと私はAI会社にいながらも、まだまだそこまでAI活用できていませんでしたが、栗山さんが入社してからGoogle Apps Script(GAS)の勉強を始め、今ではAIやITに少しは強くなったと思っています!
小林:この1年でチーム全体のマインドセットが大きく変わりましたね。ただ実務をこなすだけでなく、どうすればAI・テクノロジーを使って自分たちから業務を改善できるか、という土壌ができました。まさに今の経営管理チームのベースができた1年だったと思います。
◾️チームのミッション ── 事業をリードする「攻めの経営管理」
── 経営管理チームのミッションを教えてください。
栗山:私たちのミッションは「人に寄り添い、変化を学び続け、事業をリードする経営管理」と定めています。3人でワークショップを行い、どういったチームを目指したいか、を言語化しました。
松尾:付箋をペタペタと貼ったワークショップ楽しかったですね!
栗山:手作り感あるワークショップだったと思います(笑)人に寄り添う、というのは、相手の立場を尊重した柔軟で誠実な関係を大事にするということ。一方で、変化を恐れずにAIやITを積極的に取り入れて、バックオフィスの動きを最速・最高品質で回す。この両方を同時にやっていく、というのが私たちの行動指針です。
管理部門というと「守りの組織」と見られがちですが、私たちは「攻めの経営管理」としてむしろ事業を内側から引っ張っていく存在になりたいと思っています。

◾️全社のAI活用 ──「自分たちが一番の顧客」
── Allganize全体のAI活用の雰囲気を教えてください。
栗山:私たちが提供しているのはAIで業務を変えるプロダクトです。だからこそ、社内での活用は「やって当たり前」というカルチャーが根づいています。
セールスは提案資料の構成やドラフトをAIに任せ、人はストーリーを磨くことや顧客理解に集中する。カスタマーサクセスは自分たちでRAGベースのサポートボットを構築して、お客様の問い合わせ対応を自動化する。社内のあらゆる場所で、AIが業務の一部として動いています。
今、社内でとくに盛り上がっているのが、当社の新サービス Alli Coworker です。AIとチャットするだけで権限管理や複雑なフロー設計を含むアプリが最短10分ほどでできあがる。エンジニアではないビジネスメンバーが、業務アプリをどんどん内製しています。
松尾:毎日のように新しいアプリをいろんな事業部が作成していますもんね。
栗山:自分たちのプロダクトを自分たちが一番ヘビーに使うという文化がAllganizeにはありますね。

◾️経営管理チームのAI×IT活用 ── 何を、どう自動化したか
── 具体的にどのような自動化を進めていますか?
栗山:発想はとてもシンプルで、人間がやらなくていい単純な作業は手放す、という思想です。
松尾:私は請求・経費まわりの定型業務を中心に自動化を進めています。「販売管理に入力されているデータがきちんと記録されているか」「契約情報と売上認識の前提にズレがないか」「請求の対象案件は揃っているか」といった、営業のデータをひたすらチェックする業務が日常的に発生します。今までは1件ずつチェックをしており、かなりの時間を費やしていました。
今は、GASで販売管理ソフトや会計ソフトからデータを取り出して、自社AIで不整合や通知対象を判定して、担当者に自動通知する、という組み合わせを使っています。
栗山:AIを組み込むと人間が入力したあいまいな情報もきちんと整理してくれますよね。
松尾:一見地味な改善の積み重ねなのですが、月締めまわりの単調な作業がどんどん消えていくのは、現場としては本当に変化を感じています。
栗山:全体の活用実績としては、こんな感じになっています。

栗山:ある月の業務時間で見ると、96.5時間が25.9時間まで圧縮されていて、削減率はおよそ73%。これまでの累計では年間で528時間、ざっくり66営業日分の時間が新たに生まれました。
一番大きいのは売上集計のところです。月次・四半期・監査対応・投資家資料用の集計が重なる業務だったので、ここを仕組みで回せるようにできた効果は大きいです。経理の判断業務に時間を使えるようになったのが、何よりの収穫です。
栗山:ただ、正直まだ始まったばかりという感覚で、体感としては管理業務全体の1割くらい効率化できたかな、というのが本音です。まだまだ自動化できる余地はいくらでもあると思っています。
小林:時間短縮できているだけではなく、業務フローが整備されたことで、きちんとデータや履歴が残る体制になったと思っています。定型業務の負荷が減ることで、より本質的な経営判断や投資家との対話に時間を使えるようになるのは、CFOとして非常に大きな価値を感じています。今後の進化にも期待しています。
◾️Alli Coworkerでインサイダー研修アプリを自作している話
── 最近とくに印象的な社内プロジェクトを教えてください。
栗山:インサイダー取引研修を自社製のアプリで実施する予定です。これまでは外部ベンダーの有料ツールを使ってきたのですが、ちょうど Alli Coworker のリリース準備が進んでいたタイミングで、「これ、自分たちで作れるんじゃない?」と思って試してみたんです。
もちろん、コンテンツ内容はしっかりと関係各所へ確認をとった上で作成しました。
受講者ごとのユーザー権限と、運用側の管理者権限を分けて、コンテンツ作成までを含めてわずか10分程度で形になりました。非エンジニアがサイトから裏側のデータ設計までAIとチャットするだけで簡単に作成できてしまいました。
松尾:正直、ここまで短時間でできるとは思っていませんでした。実際に作ってみて、Alli Coworkerでできることの幅広さを改めて実感しています。
小林:管理部が、自分たちで研修アプリを10分で作ってしまう。これは他社ではなかなか聞かない話ですよね。
栗山:インサイダー研修はあくまで第一弾で、今後は社内のさまざまな業務アプリをこのプラットフォームで内製していく予定です。やれることは本当に無限にあると思っています。

◾️最後に
栗山:余談ですが、Alli LLM App Market も Alli Coworker も、新しい技術を本当にどんどんプロダクトに取り入れていくので、社員の私たちですらキャッチアップが大変ですよね(笑)。
松尾:追いつけているか心配です…。
栗山:これからの時代、AIはどんどん進化していくので、「今できること」だけではなく、変化にどれだけ柔軟についていけるか、がすごく重要になると思っています。
実際、うちもMCPはかなり早いタイミングでリリースしていますし、スピード感と技術力の高さには、いつもすごいなと感じています。「AIベンダーをどこにしようか」と悩まれている方は、面白い会社ですのでぜひお問い合わせをお待ちしております!
小林:……うまく着地させましたね(笑)
栗山:はい!ありがとうございました(笑)

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