■イベントレポート■ Fintechの国際シンポジウム「FIN/SUM 2023」SMBC様のパネルディスカッションにゲスト登壇しました!
2023年3月28日から31日にかけて開催された「FIN/SUM 2023」の三井住友銀行様のパネルディスカッションに、Allganize Japan Business Development Manager 池上がゲストとして登壇しました!
「FIN/SUM 2023」とは?
「FIN/SUM(フィンサム) 2023」とは、金融庁、日本経済新聞社が主催する日本最大級のフィンテックに関する国際シンポジウムです。
今年は、2023年3月28日〜31日にかけて、東京 丸ビルホール、丸ビルコンファレンススクエアにて開催されました。
詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。
三井住友銀行様のセッション
三井住友銀行様のセッションは3月29日に開催され、二部構成のパネルディスカッション形式で行われました。
「SMBCグループの非金融デジタルサービスの取組について」
第一部:「SMBCクラウドサインを活用した地域金融機関のDX推進のご紹介」
第二部:「金融機関の脱炭素を支援するための取組」
Allganizeは、第二部「金融機関の脱炭素を支援するための取組」に登壇
三井住友銀行様の第二部は、三井住友銀行 デジタル戦略部 部長 鈴木様、パーセフォニ ジャパン合同会社 カントリーマネージャー 三浦様、Allganize Japan Business Development Manager 池上の3名によるパネルディスカッションです。
金融機関において、温室効果ガス排出量の開示の重要性が増しています。
国際的な枠組みである「国際サステナビリティ委員会(ISSB)」が、サプライチェーンの排出も含むスコープ3と呼ばれる排出量の開示を必須とする方向で進んでおり、日本でも「日本サステナビリティ基準委員会(SSBJ)」がISSBの基準をもとに具体的な方針を検討しています。
今後は、金融機関は自社の排出量の開示だけでなく、投融資先の排出量の把握も求められる見込みです。
まず、三井住友銀行様とパーセフォニ ジャパン様から、金融機関を取り巻く排出量の開示に関するご説明、スコープ3についての取り組み方、実際のご支援事例についてお話がありました。
その後、SMBC様とAllganize が本課題に取り組む背景について、池上からお話しさせていただきました。
排出量の算定における課題の一つが、電気使用量等の算出情報のデータ入力業務です。
エネルギー会社やビル管理会社から発行されるエネルギー関係の請求書・領収書・検針票などを、担当者が目視で1件ずつ入力する必要があります。
拠点が多い金融機関にとっては、非常に負荷の大きい作業です。
そこで、三井住友銀行様とAllganizeは、あらゆる請求書・領収書・検針票などから、排出量の算定に必要な情報をAIで自動抽出できるよう、「Alli for Green」を共同開発しました。
(Alli for Greenについて、以下のブログ記事で詳しくご紹介しています!)
パネルディスカッションでは、Alli for Greenの開発秘話や、共同開発で実現したことについて、鈴木様とともにお話しさせていただきました。
パネルディスカッション後の交流会でも、多くの金融機関の皆様から活発な質疑応答やご相談をいただき、関心度の高さを感じました。
最後に
三井住友銀行様、このような貴重な機会をいただき、感謝申し上げます。
Allganize Japanは、今後もAlli for Greenを通じて、三井住友銀行様とともに、金融機関の脱炭素経営を支援してまいります。
関連リンク
三井住友銀行様のCO2排出量算定・削減支援クラウドサービス「Sustana」