■お知らせ■「Alli for Invoice」提供開始!あらゆる請求書から、必要な情報を自動で抽出。インボイス制度にも対応
Allganizeは、2023年2月2日に新たに「Alli for Invoice」を発表しました。(プレスリリースはこちらから)
あらゆる請求書から、あなたの代わりにAIが必要な情報を自動で抽出するクラウドサービスです。
すでに請求書のデジタル化サービスが複数ある中で、なぜAllganizeが新たなサービスを提供開始したのか、どのようなことが実現できるのか、本ブログ記事で簡単にご紹介したいと思います。
請求書処理業務に根強く残る課題
膨大な枚数を処理
企業が受け取る請求書は、中小規模の会社でも1ヶ月あたり数百枚から数千枚、大企業になると1万枚を超える場合もあり、膨大な枚数を処理しなければなりません。入力業務を外注する手段もありますが、コストや時間を鑑み、自社内で対応する会社が多いのが現状です。
多種多様の書式のデジタル化が困難
請求書の書式は、発行者によって様々です。請求書業務のデジタル化や自動化に取り組む企業の中には、この多様なフォーマットがボトルネックになり、思うようにデータ化が進まず業務効率化の課題となっていました。
データ入力の業務負担が減らず、ヒューマンエラーも発生
多様で膨大な量の請求書のデータ入力業務は、単純作業でありながら負担が大きくミスも発生しやすい業務です。不整合があった時の再確認の手間や、ダブルチェックの工数も負担となっており、テクノロジーを活用した業務の効率化・自動化が求められていました。
本年10月に施行されるインボイス制度により、さらに請求書項目が増加・・・
2023年10月施行のインボイス制度により、請求書に記載が求められる項目がさらに増加します。
10月以降では、「インボイス発行事業者の登録番号」などの確認が求められるため、さらにデータ化する項目が増える見通しです。
このような背景から、AIによる請求書処理業務の自動化について、Allganizeにも多くのお客様から相談が寄せられていました。
Allganizeならではの3つのアプローチ
1. 当社独自の自然言語理解AIを使い、あらゆる請求書に対応
Allganizeでは、当社ならではのアプローチで請求書処理業務の効率化を実現しました。
まず、文脈を理解する独自の自然言語理解AIの活用です。
当社は、従来より独自のAIを活用した企業向けのソリューションを提供しています。例えば、AIチャットボット Alliでは、自由な質問に高精度で回答する仕組みや、FAQに登録していない書類ファイルから回答を提示する機能を提供しています。
Alli for Invoiceも同様に、当社独自の自然言語理解AIが文脈を理解して情報を抽出するため、書式を問わず請求書から必要な情報を抽出できます。
2. 複雑な事前設定なしで、誰でも簡単に使えるように
Alli for Invoiceでは、従来のAI-OCRなどのデジタル化サービスと異なり、抽出箇所の事前設定は不要で、読み取りたい項目を指定するだけで、すぐに利用できます。
金額や企業名といった一般的な項目のほかに、品名・単価などの詳細欄、お客様が指定する任意の項目も抽出可能です。
3. 利用者自身が、ワンクリックで最適なAIを構築
AIが適切に情報を抽出できなかった場合、AIを再学習させる必要があります。
従来の非定型書類を読み取るサービスでは、サービス提供者側に依頼して対応を待つ必要があったり、追加開発が必要になる場合もあります。
Alli for Invoiceでは、利用者が修正した結果をワンクリックでAIに再学習させることができ、簡単に自社に適したAIを構築できます。
インボイス制度の適格請求書の記載項目も抽出OK
Alli for Invoiceでは、本年10月に施行されるインボイス制度にも対応しています。
「発行事業者の登録番号」「税率ごとの金額」「税率ごとの消費税」なども抽出可能です。
指定するフォーマット・表現に自動変換して出力
抽出結果の出力フォーマットは利用者側で指定でき、テキストの自動変換なども行います。
後続の作業で使いやすい形式で出力できるので、現在お使いの会計ソフトやデータ分析ツールなどと組み合わせてご利用いただけます。
まとめ:Alli for Invoiceで実現できること
請求書処理業務の大幅な業務効率化を実現
書式を問わず、複雑な設定せずに、お客様が必要とする情報をAIが自動抽出します。また、会計ソフト等に連携しやすいフォーマットで出力するので、請求書処理業務におけるデータ化の工数削減、人的ミスを低減をし、業務の大幅な効率化を実現します。
自社に最適なAIを構築し、業務の自動化を推進
通常、個社業務に合わせたAIモデルを作成するためには、多額の開発費用を支払ってベンダーに依頼する必要があります。
Alli for Invoiceなら、利用者自身が利用しながら、ボタンひとつでAIを再学習させることができます。自社に合ったAIを構築できるので、請求書からの情報抽出精度をさらに高め、業務の自動化の推進を強力にサポートします。