AIで脱炭素経営を支援!温室効果ガス(GHG)排出量算出を支援する新サービス「Alli for Green」とは?

脱炭素の取り組みが進む中、企業活動における温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出量の算出が重要となっています。
Allganize Japanは三井住友銀行様と共にGHG排出量算出を支援する「Alli for Green」という新サービスを提供開始しました。
GHG排出量の算出にまつわる課題を解決するもので、提供の背景やメリットについて簡単にご紹介します。

■目次■

脱炭素経営とは?

2020年の「パリ協定」を機に、地球温暖化対策として温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現が国際的に求められるようになりました。

日本も2050年までにカーボンニュートラルを実現することを宣言しています。

「脱炭素経営」とは、カーボンニュートラルと企業の成長の両立を目指す経営です。

最近では、一般企業の中でも脱炭素経営を目指し、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス排出量をめぐる取り組みが盛んになっています。

温室効果ガス(GHG)排出量の算出とは?

企業活動におけるGHG排出量

脱炭素経営の実現には、自社の企業活動で排出されるCO2などの温室効果ガス(GHG)の量を把握し、可視化することが重要となっています。

企業活動におけるGHG排出量は、企業の活動量に排出係数(活動量あたりの排出量)を掛けて算出します。

<例:電力を使用した場合のGHG排出量の算出>
発電時に排出された CO2等の温室効果ガスを間接的に排出したとみなし、自社のGHG排出量として報告します。

電力由来のGHG排出量を算出する場合の計算式:

CO2 排出量(tCO2)=電気使用量(kWh)×単位使用量当たりの排出量(tCO2/kWh)

環境省の温室効果ガス排出量専用サイト:報告対象、計算式、ガイドなどの詳細を確認できる。

排出係数は事業者毎に異なる

引き続き、電力量をもとに排出量を算出するケースを考えてみます。

電力を使用する場合、日本国内に多数ある電気事業者から調達する企業が大多数だと思います。
このように他社から調達して使用する場合、電気事業者ごとに排出係数が異なります。これは、発電時に利用する燃料が発電方法によって異なるためです。

複数の拠点を有する企業では、電気使用量から排出量を算出する場合、係数にも注意を払いながら排出量を計算する必要があります。

※排出係数や詳しい算定式などは環境省がガイドラインを発行しています。下記をご参照ください。
https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/

GHG排出量算出に必要な情報のデータ化が、新たな負担に

GHG排出量を算出するために必要なエネルギー使用量、使用月等の情報は、各社が発行する請求書や、ビル管理会社の報告書などに記載されています。

請求書や報告書は各社によって書式が異なるため、エネルギー使用量等を手作業で確認し、データを手入力しなければなりません。拠点を多数擁する企業においては、毎月数千枚もの請求書等をチェック、データ化しなければならず、排出量報告のためのデータ化作業が大きな業務負担となっていました。

AIの力で、GHG排出量の算出業務を効率化する「Alli for Green」

Allganizeでは、GHG排出量の業務負担をAIの力で効率化したいと考え、三井住友銀行様と共に「Alli for Green」という新しいサービスを開発、2023年1月11日に提供開始しました。

三井住友銀行様とAllganize Japanの共同発表。プレスリリース全文はこちら(PR Times)

読取範囲の事前設定が不要のAI-OCRで、算出に必要な情報を自動で抽出

Alli for Greenは、請求書や報告書などから「エネルギー量」や「エネルギータイプ」など、必要な情報を書面から自動で抽出するクラウドサービスです。

Alli for Greenの3つの特徴

  • 従来のAI-OCRにありがちな、読取範囲の事前設定は不要
  • さまざまな書式に対応可能(非定型帳票の読み取りが可能)
  • 抽出精度の向上も、ボタンひとつでユーザー側で実施可能
Alli for Greenの抽出イメージ。ビル管理会社から発行される請求書でも、必要な情報を抽出できる。

Alli for GreenはAllganizeの高度な自然言語理解技術をベースにしており、個別学習なしですぐに利用開始できます。

GHG排出量算出ツールに適したデータ形式で、情報を出力

また、Alli for Greenで自動抽出した情報は、お使いのGHG排出量算出ツールにインポートしやすいデータ形式で出力できますので、現在お使いのツールと組み合わせて利用可能です。

最後に

今後、GHG排出量の報告が求められる企業の対象が広がったり、GHG排出量の少ない企業の製品サービスが選ばれる時代が訪れる可能性もあります。

Allganizeは、さまざまな業務をAIの力で自動化・効率化することを目指し、よりよいサービスを提供してまいります。

Alli for Greenに関するご質問、デモのご依頼

Alli for Greenのサービスに関するご質問やデモのご依頼は、Allganize Japan株式会社のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!

Allganize 公式Webサイト
https://allganize.ai/